SIGMA バケットシート:製造プロセス

SIGMAバケットシートの製造プロセスについてご紹介させていただきます。バケットシートは、大きくはボディシェルとクロス&クッションで構成されています。

 まず、最も重要なボディシェルですが、SIGMAフルバケのボディシェルは弊社のエアロを製造している熊谷市の「DeepCraft]さんで作っています。この工場ではフルバケ以外の製品もお願いしています。「DeepCraft」さんはレースについても経験がありますので、フルバケに求められる特性については熟知しています。SIGMAフルバケに関しては、特に強度に関わる仕様ついてシビアな管理をお願いしています。ちなみにNewタイプ2,3,4,GSのボディシェルはFRP3層、クロスマット補強となっています。ボディシェルの裸重量は約4.5kg前後で、表皮、クッションなどを含めた総重量は約6.5kgです。以前弊社が販売していたシートが総重量6kgくらいでしたので、強度アップのためのマット貼り増し分やクッションの品質アップによる重量増加分が0.5kgくらいに相当することになります。写真は型から取り出す前の状態です。サイドステー用固定ナットはすでに挿入されています。型から取り出した後、ハーネス・ホールの加工、外形のカット作業があります。       

↓写真は型から取り出す前のボディシェルです。X状のマットで強度アップ。

 次にクロスの縫製です。縫製は山形県東置賜郡川西町の「株式会社ホウユウ」さんにお願いしています。川西町は山形県の南に位置しています、ちなみに有名な「米沢牛」の米沢市はお隣です。「ホウユウ」さんはクルマのシート専門の縫製工場です。シート関連の縫製に関しては大変な経験をお持ちで、大手メーカー(H、N社など)メインに受注、生産されています。大手メーカーさんの予定の合間にSIGMAのクロス(アウタークロスとクッション用クロス)を縫製していただいています。※なお、「SIGMA」のロゴの刺繍は弊社近くの「レインボー刺繍」さんにお願いしています。     

↓工場の写真です。

 ↓SIGMA背中部クロスの縫製作業。

クッションは川島市の「株式会社東洋クオリティワン」さんです。大きなものはベッド用から小物までいろんな種類やサイズのウレタン製品を作っている大きな会社です。ちなみに弊社SIGMAのウレタンは有名ベッドメーカーP社のウレタンと同じ種類です。また、タイプGSの背中、尻、腿のクッションに採用されている低反発ウレタンももちらの製品です。

山形県産のクロスと埼玉県産のボディシェル、クッションをイーストベアーでアッセンブリーします。            

↓スプレーガンで接着剤をシェルに吹き付けているところ。

 ↓背中、側面にクッションを貼り付けた状態。

この後、アウタークロスを着せて完成です。細かな工程は省略しましたが、大きな流れはご理解していただけましたでしょうか。

   ↓写真はNewタイプ(赤)。

大半の工程が大量生産方式ではなくハンドメイドに近い生産方式で作られていることがご理解いただけたかと存じます。生産能力も小さいので、ご注文をいただいても大半が即納できません。その代わりといっては何ですが、クオリティについてはきっとご安心いただけるものと思います。また、このような生産体制ですので弊社としても安心してリペア・パーツも販売できます。難点はコストで、いずれ近々価格の改定をお願いすることになるかと思います。エアロ同様に安心してお買い求めいただけるクオリティの高いフルバケ造りに邁進する所存です。